WACOMのInklingという製品です。
これは、レシーバを紙(何でも良い)にセットして、その上で専用のボールペンで描くと、ベクターデータとして取り込み、Photoshop(レイヤ付き)やIllustratorに書き出せるシロモノです。
他にも、PNGやTIFF、JPEGの書き出しも可能なので、色んなアプリで活用できます。
例えば、Inklingで人物絵のラフ(残念な事に精度がいまいちなのでラフスケッチ程度が限界)を描いて、PNG形式で保存。その後Clip PAINTで「輝度を透明度へ変換」すると、線画データになります。
後はペンタブで修正したり塗ったりして仕上げ。
まず、ラフの段階が紙とボールペンであることが、重要。
ペンタブは良いんですが、どうしても、画面とタブレットに別れるので、旧来からのラフという意味では、中々イイカンジにならない。
なぎのきは元がアナログな人間なので、やっぱり、紙に描いたものがスタートな訳です。
(スキャナ使えは良いだけなんですが…)
問題は手軽さです。
紙(それこそチラシの裏でも良い)をレシーバではさみ、専用ペンで描く。
この間に押すのは、レシーバのON/OFFボタンのみ。
いきなり描き始められる。
手軽なんです。
しかも、レイヤ分けも出来る。
次のページを、と思ったら、レシーバを外して、次の紙に付け直せば、アプリで言う「新規ページ」になる。
直感的にアイディアやラフを描ける。
これ、重要なポイントです。
いちいちタブレットやMacやアプリを起動する手間が要らない。
用意するのは、紙だけ。
思いついたアイディアは生物なので、このスピード感は、とても大事です。
阻害されません。
専用ペンの傾きが変わると受信データがズレますが、そこはコツをつかめば、ある程度はカバーできる(超音波と赤外線でペンとレシーバでデータの授受を行うのですが、ペン側のデータが、ペン先ではなく、1cmほど上で認識されるので、ペンの傾きが変わると、ずれるのですw)
ソレより何より、モノが良い。
ちょっと小さめの筆箱のような形のケースに、ぎっしりと、レシーバ、替芯、ペン、USBケーブルが詰まってる。
ケースを開けると感動します。
展開図
もう、これだけでワクワクですw
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