今まで
今まで、様々なアプリを使い、プロットを立てたり、Todoリストを作ったり、なんやかんややってましたが、中々方法が定着せず。ただただ無駄なファイルが散乱してしまう事態に陥っていました。
アウトラインプロセッサは、Tree、OmniOutliner、タスク管理にTodoist、OmniFocus、TaskPaper。そして、執筆には使ったのは、Scrivener、Ulysses。
最終的に、Ulyssesでまとめ上げておりました(Scrivenerもいいんですが、ファイルが結局散在するんですよね……)。
そんな折、Tree2の開発が停止され、もうリンクもないという記事を見つけました。
──なんですと!
と、急ぎサイトにアクセスすると、もうそこには何もなく、もちろん、Tree2のインストールファイルすらない事態になっていました。
AppStoreからも削除され、最早再インストールすらままならない。
あんなに使いやすかったアウトラインプロセッサが、あっという間に(実際は紆余曲折があったのでしょうが……)消えてしまう。
正直困りました。
OmniOutlinerが手元にありましたが、Tree2ほどの操作性はなく、何となくしっくりこなかったので、持て余してました。
TaskPaperも、アウトラインプロセッサ的な使い方が出来るので、代用しようかとも考えました。
でも、どちらも大量の半端なプロットファイルを生成するだけで、整理自体進まず。
というより、ちゃんと書けよと言われそうですが💦
まぁ、困った困ったでは先に進まないので、困った時のネット検索。
ささっとネットで探すと、あるサービスが今、騒がれているとか。
Dynalist。
アウトラインのクラウドサービスです。
Dynalistとは
このサービス、Web版(ブラウザで稼働)の他、ネイティヴアプリも提供していて、どちらも、ショートカットキーが使えるかどうかの違いはありますが、同機能。
アウトラインプロセッサに、ショートカットキーは重要なので、早速ネイティブ版をダウンロード。
ふむ。
なぎのきにとって最も重要なのは、トピックの階層移動です。
その点、Dynalistは、Tab、Shift+Tabで階層を上げたり下げたり出来ます。
合格点。
次に、上下の移動。おお。コマンドキー+カーソルで動く!
※なぎのきはMacユーザですw
”出るだけキーボードから手を離さず操作でき、思考を阻害しない”
アウトラインプロセッサの最低条件として、なぎのきが課した制限事項です。
その点Treeは合格点でした。あれほどのアプリはもう出ないでしょう。多分。
ただ、そんなTreeにも欠点がありました。
情報を一元管理出来ないんです。ファイル単位でアウトラインを生成するので、何かを作る度にファイルがポンと出来上がる。これはOminiOutLinerも一緒。他のアウトラインプロセッサも同様でしょう。
ですが、Dynalistは違いました。
Dynalistというサービスの中で、いくらでもアウトラインを生成出来て、さらに無料アカウントでも、アウトライン、トピック数は制限なし!
何という太っ腹w
さすがに、タグ管理やブックマークは五個まで、という制限は付きますが、それさえ気にしなければ、プロット、章立て、設定、スケジュールを、Dynalist一本で管理出来てしまう(さすがに本文執筆は無理そうです。なぜなら、文字数カウントが実装されていないのです……トホー)。
しかも操作性においても、及第点です。トピックの移動や階層移動は、ほぼショートカットで網羅されており、思考へ対しての影響は最小限と言えるでしょう。
とはいえ、問題がないというわけではありません。
無料のクラウドサービスなので、いつサービス停止したり、仕様変更するか分からない。そんなリスクを背負いつつ、貴重なアイディアを整理していけるかどうか。
なぎのきが、DropBoxやGoogleドキュメント、OneDriveをメインとせず、iCloudの有料版を使う理由はここにあります。
果たして、信頼性は担保されるのか。
継続してサービスが提供され続けるのか。
この二つが満たされないと、それは後々、Treeのように困ってしまうことになります。
作成した情報を見る事するら適わない。それでは困るわけです。
(実際、Treeで作成したファイルは、まだTreeが起動するウチに読み込んで、テキストとしてコピーを遺したり、OPMLでエクスポートしてOmniOutlinerで読み込んだりしています)
有料版はいくらだ。
金払っておけば、サポートもしっかりしてくれるだろう。
Dynalistは今流行(?)のサブスクリプション制です。
月額あるいは年額でいくら、というアレです。
今なぎのきは、UlyssesとBear、Todoistを年間購読しています。
購読に値すると思ったからです。
他には、Tree、Scrivener、TaskPaper、OmniOutlinerのメジャーアップデートを追いかけています。OSのアップデートに伴い、アプリケーションのバージョンアップするので、当然アップデートしていくわけです。
執筆に関しては、それは「必要経費だ」と、心と財布に言い聞かせ、これまでやってきました。
ですがここで、Treeのアップデートが途切れました。
見直しを図る必要が生じたわけです。
これまでの経験上、情報は出来るだけ一つにまとまっていた方がいい。今、Ulyssesでやっているように。
そしてなぎのきは、次のように整理しました。
- Dynalist
- プロット、スケジュール、設定等のアイディア出し、管理。
- Ulysses
- 執筆、最終的な原稿の管理
これで、Todoist(3500円)、Tree(1200円)、Scrivener(5400円)、TaskPaper(3000円)、の購読やアップグレードを追いかける必要がなくなったわけです。
合算すると(ScrivenerやTaskPaperはサブスクリプションではないので、単純に合算とはいきませんが、ここでは単純化します)、13000円ちょっと。
対して、Dynalistは、月額$9.99あるいは年$95。約12000円くらいでしょうか。
直観的に、トントンかな〜、と思ったんです。
それに、情報やアイディアは、出来るだけシンプルに整理・管理したいですし。
試用を開始、そして……
早速試用を開始しました。
無料アカウントは、いつでもホイホイと作れますが、タグの管理、ブックマークの制限解除、DropBoxやGoogoleドライブへのバックアップ機能を持つ「Pro版」の試用期間は、通常二週間。しかし、先人の紹介記事からのリンクでアカウントを作成すると、一ヶ月に試用期間が延長されます。
早速、リンクを探して、Pro版の試用を開始。
意外に使える?
というのが、現時点の感想です。
macOSもMojaveになり、ダークモードでの利用が増えました。
対応アプリも一気に増えました。
Dynalistもダークモードに対応しているので、UIは合格点。
一元管理なので、何か整理したかったら、Dynalistを開き、ブックマークから途中にしていた箇所に移動し、そこでアイディアを掘り下げ、形にし、と繰り返し。
中々、使えます。
基本クラウドサービスである以上、オンラインでの利用が前提になりますが、モバイルルータや、無料Wifiサービスを提供しているお店も増え、特に不便を感じません。
今後使い込んでいく中で、問題や改善、解決策などを公開していけたらな、と思っております。必要ならばスクリーンショットも貼っていきたいと思います。
終わりに
如何でしょうか?
もし興味をお持ちなら、使ってみませんか?
無料ですし、下記リンクから登録すれば、Pro版として一ヶ月間、じっくり試せますよ〜。
https://dynalist.io/invite/lJ19RA
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